過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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108: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/27(日) 19:08:11.85 ID:iXOBvddM0


◆ ◆ ◆


朝、一方通行と番外個体が仲良く(?)暮らす新居から話は続く。


夜が明け、いつもと変わり映えのない今日が始まりを告げる。
外から射しこむ陽射しが、目覚まし時計の代わりを務めた。

眠い目を擦りつつ、一方通行は隣りで眠り続ける番外個体を起こさないように気を払いつつベッドの
上からフローリング式の床へ足を着ける。

いつもはダラダラと寝て過ごすのが習慣なのだが、この日は時間的に早めの仕事が入っているため、
午前九時の段階で起床しておく必要があるのだが……。
気だるさや二度寝したい衝動との戦いはやっぱり辛い。人間が持つ複数の『欲求』の中で、彼が最も
欲して止まないのは睡眠欲だ。

ふと、後ろを向く。そこには何とも憎たらしい番外個体の寝顔だけが映っていた。
彼女を見て、昨夜の最悪な悲劇を思い出す。
封印できたらどんなにいいか、とか考えても所詮無意味にすぎない。

気分を切り替え、着替えやら洗顔やらに移る。別に過ぎたことを悔やんでいるわけではないが、この
ままでは調子が戻りそうにない。今一方通行に求められているのは、早期適応力だ。
振り回されるのが嫌なら性分にも逆らえる順応性を身につけなくてはならない。


「…………」


まだ自分を捨てるのはちょっと難しいみたいだ。


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