過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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114: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/27(日) 19:23:54.22 ID:iXOBvddM0


病院の待ち合いロビーを素通りし、真っ直ぐに目指すは特殊患者専用の病棟だ。彼女ら妹達の担当医である
カエル顔の医者は大抵そこにいる。

一般患者で賑わう領域から一転して静けさ漂う中、番外個体はわき目も振らずに目標地点へと足を運ばせた。


「やあ、来たね」

「やっほう。また世話掛けるけどよろしくね」

「うん、準備は整っているよ。開始前の確認が終わるまで少し待っていてくれ」

入室した番外個体にそう言いながら冥土帰しは機器の再確認を済ます。
彼の隣りには同軍用クローンであり、姉の立場でもある妹達の一人が佇んでいた。

「番外個体……、こんにちは。とミサカは最低限の礼儀で挨拶します」

「時間的にはまだ“おはよう”でいいんじゃないかな? えーと……あなたは何番?」


「ミサカの検体番号は19090号です……とミサカは控えめに自己紹介します」


おどおどしていて落ち着きを感じさせない個体なのは一目で判る。
そして、番外個体はこの個体に会うのが初めてという訳ではない。ただネットワークから隔離されたから
検体番号の分別ができなかっただけの話だ。


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