過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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144: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/30(水) 20:40:50.65 ID:lsEBpjWb0

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第十五学区、繁華街の裏手は光を嫌う人間にとって恰好の活動スポットである。
少し歩けば大勢の通行人に程なくして紛れる事が可能にも関わらず、まるでそこだけは別世界のような
不気味にも似た静けさが流れている。
外(表通り)を歩く彼等は皆この場所の存在を理解しているのだ。同時にそこへは近づかない方が賢明
だということも。

幾つか点在する通称“裏世界”に白髪の少年はいた。
彼は今、正面に佇む黒覆面と何やら話し込んでいる。


「こいつはただの使いパシリに違いねェな。鍵ィ握ってるにしちゃあ肝が小さすぎる。駒にもならねェ
 捨て犬同然だ」


脇に抱えていた物体を前へ投げ捨てる。その物体とは先ほど行政人暗殺を実行しようとした襲撃犯の成れ
果てた姿だった。

覆面を被った長身の人物(多分男性)は地面に転がった“それ”を無言で拾い、一方通行に一言だけ、
「ご苦労、次の連絡を待て」と告げて姿を消した。今日の任務はこれで終了を意味する。


(こンな腰抜けを回すよォじゃ、仕向けた野郎の素性も関心を持つに値しねェな)


ここからは上の仕事になるだろう。
一方通行の使命はあくまで力技、強引をここぞとばかりに要する場面で生かされる。


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