過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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153: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/30(水) 20:58:24.69 ID:lsEBpjWb0


御坂美琴と番外個体に接点が生まれたのはほんの一週間近く前のこと。


たまたま上条と出掛けたセブンスミストの試着室でバッタリ遭遇したのがきっかけだった。

美琴は一見してまず、御坂妹に出くわしたのかと思った。しかし幸いなのか災いなのか、出会った場所は試着室。
それも番外個体が着替え中なのに気づかず個室へ入ろうとしたのが拙かったのだ。尚、これに関しては鍵を掛け
忘れていた番外個体にも落ち度がある。
ここで御坂妹説はあっさりと覆される。彼女の自分には無い豊満な体つきが美琴の視線を釘付けにした。

信じたくなかった。そして信じられなかった。

本家の自分を差し置いてこのプロポーションは何事か。考えたくなかった悪夢が現実として目の前に現れた時の
美琴の驚愕ぶりは想像を絶するだろう。

結局、お互い連れがいることもあってこの日は連絡先の交換だけをした後すぐ別れたのだが、翌日に詳しい事情
を聞こうと彼女を呼び出したのが失敗だった。

美琴は自分はかなりの頑固で強固な人間だと自負しているつもりだ。ところがこの番外個体の自身とは似ても似
つかない言動、物言いには流石に愕然とせざるを得なかった。

何なんだこの女は? 本当に私の遺伝子から作られたのか? ある程度話して美琴が抱いた感想はこんな所だ。

第三次製造計画についてもざっと聞かされ、現在は一方通行と甘〜い同棲生活を送っていると知らされた辺りで
美琴はギブアップした。同時に聞かなければ良かったと一瞬後悔もしかけた。

一方通行に対してはまだ気持ちの整理も手付かずだし、ここまで粗暴な自分の将来像をまざまざと見せつけられ
ては仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。おまけに自分よりもグラマラスだ。実はそこが一番許せなかっ
たりもする。


真っ直ぐで裏表も悪心もない御坂美琴は、平たく言えば番外個体にとってこの上ない絶好のオモチャだった。


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