過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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159: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/30(水) 21:13:46.23 ID:lsEBpjWb0

(どォもあいつが絡むと頭が働かねェっつか……色々抜け落ちちまう。天然さンじゃあるまいしよォ)

そんな彼の心理など知ったことではないような挨拶がスピーカー越しに流れる。


『やあ、元気にしてるかね?』


やっぱりこいつか……。
聞き慣れた声に少しだけ警戒心を緩める。穏やかな声色から緊急事態の疑いはあっさりと消えた。

「何の用だ?」

そっけなく問い返すが、後に医者が吐いた言葉は迷える一方通行にとって次の道筋となる。

医者は『例の、というか昨日頼まれたものが出来たんだが、取りにくるかい? それとも速達で便送
した方がいいかね?』と訊いてきた。

「ッ!?………おいおい、いくら何でも早すぎねェか? 昨日の今日だぞ……。ンなすぐできるモン
 なのかよ?」

素直に驚きを表す一方通行。

実は昨日、番外個体に“ある頼み事”を承ったのだが、特に反対する理由もなく一方通行自身として
は寧ろ賛同すらできたので、引き受けた直後にすぐ電話で詳細を伝えて申請しておいたのだ。
『出来次第連絡する』とは言われていたが、まさか翌日に完成するとは思わなかった。
つくづくこの医者の手回しの早さには脱帽する他無い。

『こう見えても世渡りと人脈にはそこそこの自信を持っているよ。とは言っても、不具合が全くなか
 った訳じゃないんだがね。けど安心していいよ。そこら辺は僕が上手くまとめておいた』


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