過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2011/04/03(日) 20:44:24.04 ID:4SEpmCJp0
一方通行は、特に大したことをしたつもりはない。
ただ、興味やら下卑な考えで境界線を越えてしまいそうになった少女達に導きを示してやっただけだ。
知ってしまえばそれだけ危険も無意味に加算されるという事を、己が一番よく分かっていたから。
「ねーねー、番外個体と一緒じゃないのはどうして? ってミサカはミサカは思い出したように尋ねて
みたり」
すぐ隣りでベタベタと寄り添ってくる打ち止めだが、番外個体で慣れてしまったのが痛い。
鬱陶しさの軽減された感覚に「うぜェから離れろこのボケ!」とは怒鳴れずにいた。
「ちょうど捜してたトコだよクソが……。ってェかさ、オマエなら居場所わかるンじゃねェのかよ?」
「あッ!?」
一方通行の見解は的を射抜いたようだ。
打ち止めはまたまた思い出したとばかりに仰天する。
「ったく、これだもンなァ……。お叱りはナシにしてやっからとっととあいつの居所を吐きやがれ」
「はーい。ってミサカはミサカはネットワーク接続モードとっつにゅ〜♪」
しばらく彼女のために立ち止まって待機するしかない。
その辺の電柱に寄り掛かった一方通行はひとつ大きな息をはく。
どこかでのんびりコーヒーでも飲みながら休みたい気分だ。冷気が頬と耳の神経を凍らせているのが
外にいつまでもいる厳しさを語っているようである。
そして、
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