過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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22: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/19(土) 19:24:06.09 ID:H8ixk1I90

―――


場面変わってキッチンでは、黄泉川と番外個体が肩を並べて調理作業に没頭していた。

「それで、あいつとの生活はどうなんじゃんよ〜?」

リビングから少し離れたキッチンで盛り付け中の番外個体にニヤケながら黄泉川が尋ねる。

「えっ? あ、あぁ……///」

思わず手が滑るが、そのまま料理を引っくり返すというベタな顛末までには至らなかった。

「おっとゴメン。いやぁ、あいつ……見ての通りじゃん? 短期間とは言え保護してた立場から
 すると色々胸中複雑じゃんよ」

下劣な心を殺して追記する黄泉川。

「何ていうか、あんたに苦労掛けてんじゃないかなーってさ……。あいつが悪い子じゃないのは
 勿論承知してるけど、一人で問題抱えたら絶対に他を寄せ付けようとしないヤツだし……ここ
 から出て行ったのも、きっとそういう理由だったんだって分かってはいるんだけどさ」

「…………」

「やっぱ、心配じゃん? そういう子ほど私達大人は放っといちゃいけない。お節介って言われ
 ちゃそこまでだけどね」

いつの間にか、黄泉川の目は優しく子供を見守る教師が放つようなそれへと変移していた。
まるで全てを包み込んでくれるような、そんな温かい印象を抱かせる。


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