過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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230: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/04/06(水) 20:47:27.49 ID:EpQqUMcy0


ギョロリ、とバスの逃げた方向を見据える。

そして直後、轟音と共に一方通行の姿がその場所から消えた。
瞬時に爆発的な速度を生み出し、目標物の追跡を開始したのだ。


それから一方通行は確信する。

あの車両は紛れもなく『暗部』絡みの異物だと。

穏やかな景観とは似気ない、相応しくない存在だと。

犠牲や巻き添えもお構いなしで発砲した砲撃主はおそらく―――――駆動鎧(パワードスーツ)。
一瞬しか姿を捉えられなかったが、今まで見たタイプとは形状が異なっているのは確かだ。
あの奇怪な形、人が身を包む仕様にできていないのは明白である。中に空洞でも設けていれば話
はまた別なので、まだ断定はしきれない。とりあえずは無人型の可能性が最も高かった。

そうして思考を凝らしている間もバスに見立てた不審車両はグングンと加速を増し、一方通行と
の距離をどうにか広げようと苦闘している様子が窺える。


(あのタイプは見た事がねェ。……どォやら極秘で造られていた最新鋭らしいが、ここで一体何
 をしてやがった? どンな目的で? ………って、ソイツも直接訊いた方が手っ取り早ェか)


どちらにせよ、ここで見逃すわけにはいかない。何の前兆か定かではないが、自分にとってあれ
が後に障害とならない確証はどこにもない。不安要素は全て排除しておく必要があるのだ。


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