過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2011/03/19(土) 19:30:43.42 ID:H8ixk1I90
やっぱりな、という顔で黄泉川はカップへコーヒーを注ぎ、そのまま一方通行の手前に置いた。が、
「おォ、悪いな」
次の瞬間、たったこの一言だけでそれまでの空気が大きく変化する。
「ッ!?」
「ちょーっとさあ! 今の何気ない流れで申し訳ないんだけど、ミサカが淹れてもあなたってば
いつも『ン』とか『あァ』しか言わないよね? 対応に明らかな差が生まれてないかしらーん!?」
普通に礼を告げたら何故か横から絡まれた。どうやら今のやりとりが番外個体の中で差別規定に
見事引っ掛かったらしい。
「貴方………、そこまで大人になったの?」
目を丸くした元研究者が訳の分からない問答を掛けてきた。少々の出来事ではあまり動じない性格
の彼女にここまで驚かれてはどう返すのが正解か、パッと思い浮かばない。
「オトナ!? あなたの最終理想はやっぱりオトナなの!? このミサカにはもう希望は残されて
いないのかーっ!? ってミサカはミサカは絶望のあまり突っ伏してみたりぃぃ!!」
対面のちんまりした保護対象はカウンター席で酔っ払ったサラリーマンのようにテーブルへ頭を伏せ、
挙句には芳川の前言以上に意味不明なことを喚き散らしている。
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