過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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407: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/04/23(土) 20:10:26.07 ID:6fU7aQkz0


「場違いにも程があるんじゃない? 仮にも怪物の最高峰にランクされてる分際で、一般大衆の
 真っ只中に溶け込もうなんてさぁ」

「……誰だ? オマエ」

「あぁ、名前? そんなの聞いたって無意味だと思うけど」

唐突に会話を仕掛けてきたのは見覚えのない少女。年齢は十代前半に見えるが、その物腰は成人
を匂わせるほどの冷静さを醸し出していた。無理して背伸びしているとも、一概には言えない。
自分は常にこう振舞って育ってきた。と、彼女の瞳は語っていたからだ。

まどろんでいた意識を現世に戻した一方通行は、この不審な少女に警戒心を抱く。

女の顔に馴染みはないが、まとっている雰囲気だけは異常な親近感を覚えた。

この感覚、雰囲気は……。


「暗部の人間か?」


「嗅覚は健在みたいだね。つっても、最近のアンタは路上のゴミ掃除レベルの仕事しかやらせて
 もらってないだろう?」


シンプルな質問にも物怖じせずに返してきた。顔色の一つも変えない部分から察するに、相当
『闇社会』に慣れ親しんでいるようだ。


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