過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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409: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/04/23(土) 20:15:16.63 ID:6fU7aQkz0


「誤解してるんなら教えてやってもいいけど」

遮る勢いで言葉が割り込まれてきた。
一方通行の言動に、何か間違いでもあったように指摘する。

「私達は何も、“暗部構造”の格差をつい最近知ったわけじゃない」

「改まって言われるまでもねェな。そンなモンは初見でわかる。“匂い”には俺も多少敏感でね」

「“学校”に喩えるともっとわかりやすいかもね。『中学校に入る前は小学校に通っていた』……。
 といった感じに」

「それまで居た世界、更に小規模だった『闇』から這い上がってきたのがオマエ達か……」

「そう、だから『新入生』。そしてそんな私達にとって、アンタは『留年生』。はっきり言って
 良い環境ではないだろうね。アンタの立場的に想像すると……私なら耐え難いかな」

一見心無さげに見えるが、しっかりと棘を含んだ物言いである。
眉をピクッと一度動かした一方通行に少女は質問攻めを浴びせてくる。

「わざわざ“残留”の道を選んでどんな気分? 優越感? それとも自身が犠牲になった事で大勢
 の人が救われたとか、自己心酔の域にまで達してたりする?」

「オマエにどォ思われよォと知ったこっちゃねェよ。それに、俺はテメェの身を差し出したりした
 つもりもねェ」

「じゃあなに? 格好でもつけてるつもりかよ?」


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