過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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497: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/05/04(水) 22:31:47.18 ID:qaC60ibF0


一方通行からしてみれば信用できないであろう立場を察したのか、極めて下手且つ丁重に申し出る
絹旗の姿勢。これには麦野も浜面も驚かされたらしい。

だが、この行為が一方通行の急く心に僅かな落ち着きを与えたのもまた事実だった。


「………」


絹旗からそれ以上の言動はなかった。
再び沈黙の仮面を装着した彼女の表情は“無”。まるでそうする事で激情を強制的に封じ込めている
ように見受けられた。

「……あいつらと俺との関係は、既に把握できてるってことか?」

「そういうこと♪ あと捕捉しておくけど、今あのガキを追いかけても敵側の思う壺だってのは理解
 できてる?」

「たとえそォだとしても、俺には……」

「逸る気持ちはわからなくもないけど、そこを曲げて信用してもらえないかしら? 私らは少なくと
 もアンタと敵対するつもりはない。約一名の馬鹿はどうだか知らないけどね」

「……ずいぶンと勝手な言い分じゃねェか。俺が簡単に信用すると、何故確信できる?」

「無理にとは言わないわ。どうせアンタを武力で止めるなんて不可能なんだから。後悔したいんなら
 好きにすればいい。信用を得れなくたって私としては別に構わないのよ。……でも、これだけは胸に
 留めておいて」

「………?」


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