過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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52: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:44:21.96 ID:po2DgXaE0

いつも通りに補充している途中、番外個体が顔を覗かせてきた。

「あれ? また銘柄変えるの?」

缶で満たされていくカゴを観察しながら番外個体は尋ねる。

「まァな。コッチはもォ飽きちまった」

適当な口振りだが、補充する手だけは偉く活動的に見えた。
せっせと急ぐようにコーヒー缶をカゴへ収めていく一方通行の姿は何度か目にしたが、やはり
滑稽にしか見えない。吹き出しそうになり、表情が崩れてくる。

多分、知っている人間にはあまり見られたいものではなかったのだろう。
一方通行が忙しない挙動なのはそのせいに違いない、と番外個体は密かに確定付けた。


「ついでにお菓子買ってっていい?」


込み上げてくる笑いに堪え切れなくなった時はこう言ってその場を離れるのが彼女の戦法である。
予測できていた一方通行は「好きにしろ」とだけ答え、一種類の缶コーヒーを大量に買い占めた。

これも何気ない習慣でかたづけてしまえるほど、今の二人の距離は近い。


コンビニを出た後は、一方通行にとってはある意味の試練が待っている。
右は杖、左は番外個体、そこに大量の缶コーヒー入りのビニール袋。


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