過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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53: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:48:25.18 ID:po2DgXaE0

左手で袋を携えると隣りでベッタリくっついてくる番外個体が猫なで声で唸り出す。
大抵の男にとってそれは悩殺級だが、一方通行にとっては鬱陶しい以外の感想が出てこない。
仕方なしに袋は右手首に掛けて歩くのだが、これがすこぶるキツイ。
歩き難さも勿論手伝っているのは言うまでもない。

一週間前はこのせいで筋肉痛になった。


(……ッ、重てェな。やっぱもォ少し量減らしときゃ良かったか)


買ってから後悔した所まで当時と全くと言っていいほど同じだった。
番外個体は何ひとつ変わることなく一方通行の左腕に寄り添っている。

何となくこの状態で文句は言いたくなかった。その理由には一方通行の小さくて醜い意地が
当て嵌まるのだが、それでも腕がプルプルと小刻みに震えていてはバレバレであるという事
に彼はまだ気づいていない。なけなしのプライドを守ることに必死なため、自然と視野が狭
まれているのだろう。

そんな中、

「……重そうだねえ。袋、持って欲しい?」

「!」

そう、これを訊かれるのが嫌だったのだ。ここで甘えては平然を保つ最大の理由が意味を持た
なくなってしまう。
つまり、答えは最初から決まっていた。

「いや、いい。別に重くねェし」


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