過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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56: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:57:18.89 ID:po2DgXaE0

腕を揉み終えた一方通行はふと座椅子から立ち上がった。

「さて、風呂でも沸かすか」

ソファーにゴロンと寝そべる番外個体を横目にリビングを離れる。彼女はテレビを再び眺めながらも
何か思い耽っているような、そんな面持ちだった。


「――――オイ、先に風呂入るか?」


しばらくして声が掛かり、番外個体はそこで現実世界へ戻る。
何をぼんやり感慨耽っていたのか、この時点で忘却してしまった。一方通行が居間を離れてどれだけの時が
過ぎたのかも認識できないでいた。

「え……あ、あぁ。風呂ね」

咄嗟にこういう場面で上手く取り繕えない自分を軽く呪う。当然の事ながら、一方通行が彼女のそういった
微妙な変化を見逃すはずはない。

「……ナニ呆けてンだ? 目ェ虚ろなまま転寝でもしてたのかよ?」

「な、何でもないってば。じゃあお言葉に甘えて先に入らせてもらいます、っと」

適当に誤魔化し、立ち上がって浴室へ向かおうと足を動かす番外個体の手を、一方通行がギュッと掴む。

「待てよ」


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