過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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57: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:59:18.23 ID:po2DgXaE0

「…ん?」

「逃げるよォに締め括ってンじゃねェ」と、心を抉る言葉が強制停止中の耳へ届く。
早々に切り上げて入浴と共にリフレッシュさせようと目論む番外個体だが、一方通行はそれを許さなかった。

「……どうしたの? 一緒に入りたいとか言う前フリ?」

「甘くみやがって……、誤魔化せるとでも思ってンのか?」

虚勢から生まれた笑みに向けられたのは悪魔の羽でも生やしていそうな笑みだった。

「は? 誤魔化すって何がさ?」

「まだシラ切ンのかよ。黄泉川ンとこ出てから、明らかに変じゃねェかオマエ」

「ッ…!」

「どォした? 黄泉川に何か言われたのか? ガキ共がゲームに熱中してる間、オマエらに何があった?」

この口振りからすると、一方通行は食卓を囲んだ時点からすでに番外個体の中で何かが変わりつつあることに
薄々だが勘付いていたのだろう。最近で幾度とない心境の変化を経験したからこそ、人の心変わりには異常に
敏感なのかもしれない。

真っ直ぐ、心の奥まで見透かされるかのような眼差しに番外個体は観念せざるを得なかった。


「た、大したことじゃないってば。ただ、“あなたをよろしく”って言われただけ……」


気がつけば自白してしまっていた。


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