過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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589: ◆jPpg5.obl6[saga]
2011/05/24(火) 20:37:26.57 ID:Q5J8VsfX0


いや、どちらかと言うと一種の悟りであると表現するべきか。
一方通行がどこまで覚悟を決めているのかなど、訊くだけ野暮な話だろう。
少なくとも黙って耳を傾けている三人の若人にはそれぐらいわかる。

この話の中で、麦野は真っ先に一つの結論へと行き着いた。


「それじゃあ、やっぱり……」


と言うより、頭に浮かべていた様々な憶測の内の一つが当てはまったに等しい。
麦野は一瞬言葉を噤んだものの、少し間を置いてからはっきりと核心に触れた。


「第二位、未元物質の垣根帝督……。アンタもそいつと同じ運命を辿らされるってこと?」


一方通行は、この見解を肯定した。浜面も絹旗も声こそ出さなかったが、激しい動揺が顔色から窺える。
息を呑む様子が立証していた。


「あァ、それ以外に辻褄の合わせよォがねェだろ。連中にとって必要不可欠なのは『一方通行』であって、
 『俺』じゃねェ……。いや、むしろ俺の人格、意思は不要どころか脅威になっててもおかしくねェだろォな。
 現に連中はこれ以上俺を野放しにする事を恐れてやがる。“新入生”ってのは、そンな性根の腐った権力者
 の道具だと認識すりゃあいい」

「強引なんて言葉じゃ済ませられないわね……。いくら何でも、そんなこと上層部が許すはずないんじゃ……」


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