過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2011/06/11(土) 20:48:07.14 ID:YC+vQ2a70
「…………」
「ですが貴女には貴女の居場所、私には私の居場所がございます。第一、上層部に漏れでもしたら叩き潰されるのは
どう考えても貴女方ですわよ? リスクの大きい派閥に加わるほど私も馬鹿ではありません。この街で私の置かれて
いる立場ぐらいは当然把握していますよね?」
「まぁね……、そんなのは承知の上さ。危ない橋のひとつでも渡らなきゃ、第一位の首は取れない」
「ですが、“接点”はすでに持たせた……。上層部が危険因子を駆害したがるための……。これで貴女がたも堂々と
活動を行えるのでしょう? 折角樹を熟させたというのに、私を招き入れる違反行為に及んで大丈夫なのかしら?」
「説明の手間も掛からないのが一層魅力だわ。……まぁその点は問題ないだろう。第一位が事の真為に感づいてると
は考えられない。浜面仕上と接触させることが狙いだったコッチとしては好都合さ。同盟でも結んでてくれれば言う
こと無しだね」
「因子同士が合間見えたとなっては、上層部もゴーサインを出さざるを得ない……」
統括理事長のプランを大きく狂わせた浜面仕上と一方通行。
この二人に接点が生まれる事を理事会は危惧している。黒夜からしてみればこれを利用しない手はなかった。
ただでさえ“新入生”は正当派閥(統括理事会幹部中心)にとって非合法な組織だ。いつまでも水面下で活動していては
目標の達成にはいっこうに近づけないだろう。だったらどうすればいいか?
簡単である。
非合法な組織でも利用せざるを得ない状況を作り出してやればいい。
前述の通り、一方通行と浜面仕上が接触してしまった段階で上層部は冷静な判断能力を失っている。
『“誰でもいい”からヤツらを引き剥がせ。最悪の場合は殺害に至ってもやむを得ない』と言ったところか。
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