過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
1- 20
675: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/06/11(土) 21:01:31.75 ID:YC+vQ2a70


そんな番外個体の門出を控えていた矢先での一大事。一方通行はどうすべきか悩んでいた。

打ち止めは“妹達”との意識共有ができる限り、ひとまずは安全と言えるだろう。
しかし、クローン個体でありながら全てのツールが孤立している番外個体には自分がついていた方がまだ安心できる。
狙われているのが自分だと判明した時、番外個体と早急に一時的な別居体制を取るべきだった。
今更こんな風に思っても手遅れだが……。
すでに番外個体も“標的対象”に追加されているのは明らかだ。目を離すのは非常に危険な現状である。
『新入生』の刺客が番外個体に奇襲を仕掛けてきたら……。そう思うと暢気に学校など行かせる気にはなれない。

しかし、一方通行の親身な忠告にも番外個体は耳を貸さなかった。


「大丈夫だよん☆ そりゃあんまり有名な高校だとさすがにマズイかもだけど、黄泉川の学校って所謂“底辺校”でしょ?
 ならミサカ一人転入したって問題ないって♪」

「そのことを心配してンじゃねェ! ……たしかに容姿が『超電磁砲』と瓜二つなのは一つの問題でもあったが、そこン
 ところは黄泉川を信じるしかねェだろォが。それより、俺はオマエが狙われる可能性の方を危惧してンだ。ヤツらがどこ
 まで掴ンでンのかは不明だが、もしオマエが出歩いてるトコを目撃でもされたら……」

「ああ、そっち? だったら尚のこと平気だよ。ミサカを甘く見ないでよね」


強気な態度を装う番外個体だが、一方通行にとってはそれこそが一番の不安でもあった。


「根拠がねェ自信ほど信用できねェモンはねェな。っつか、そこまで学生に憧れてたのか? ……そォいや、コンビニ前
 で溜まってた学生の集団をやけに凝視してたよなァ?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/735.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice