過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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775: ◆jPpg5.obl6[saga]
2011/07/06(水) 21:33:05.07 ID:AL7aSOPE0


上条から見た限り、対魔術師と共闘している時の彼とも雰囲気が違っているように感じた。
それよりも、もっと刃物みたいに鋭くて氷を思わせるほどに冷徹な……。

上条当麻の知っている土御門元春は、そこにはもう居なかった。

それもそのはず。土御門が上条に『暗部』の顔を見せるのは、これが初めてなのだ。

威圧感。

非情。

一切の隙を与えない物腰。

見たことのない親友の姿に、上条は呼吸さえも忘れそうになる。

まるで、一方通行が放っている不気味で独特な空気と同種。

硬直している上条など、もはや居ない者と捉えたような前提で二人は睨み合っている。
というより、上条に神経を傾けている状況ではないのだろう。両方にとっては。
銃を片手で構え、一方通行への照準をずらさない土御門。
土御門の人差し指次第であの世へ直行しかねないにも関わらず、平然と佇む一方通行。電極のスイッチは通常モード
のままだ。能力での対応は封じられているに等しい。
スイッチを切り替えるのと銃弾を受けるのとではどちらが先かなど、考えるまでもなく判る。

今、頼りにできるのは『言葉』だけだ。


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