過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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8: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/19(土) 19:04:04.46 ID:H8ixk1I90

「ふふ♪ ………歓喜的な提案が今浮かびましたー☆ そんじゃあもっと寄り添ってあげるね。定番の口説き
 文句って言われても否定できないけど、こうやってくっついてれば寒くないよ。ってヤツ?」

「俺としちゃあ逆に離れて欲しいっつか離れろ。外でベタベタくっつくのは好かねェし、優越感なンて概念も
 生憎持ち合わせちゃいねェンだ」

「あれえ? まさか腕組むより手ぇ握られる方が好き? まあ何事も初心が大事なのは大いに結構だけどねえ」


――――白が全体的なイメージの少年、一方通行が吐いた溜息を聞き逃さなかった少女、番外個体は口調に少々
     の嫌味を淀ませた。


「そォいう問題じゃねェ。このまンまじゃ歩き辛くて仕方ねェンだよ」

正当な主張を振りかざそうにも、生憎それが通じるほど彼女は大人ではない。
寧ろ精神的には肉体以上に幼くて当然なのだ。


「あっそう。それ聞いてますます離したくなくなっちゃったわ。っつーことで、このままレッツラゴー♪」


ほんの先刻までの不穏さを無効とばかりに吹き飛ばした番外個体の笑顔は、小悪魔的な意味も含まれ
ていた。この体勢のままずっと歩き続けた果てに待つ展開を予想、危惧した一方通行は白い顔を青く
強張らせた。


「オイ、待てよコラ。“このまま”の状態で黄泉川に出迎えられるのだけは意地でも認めらンねェぞ!?」


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