過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2011/07/26(火) 23:23:55.09 ID:rc/cGNyJ0
宣言と発砲。
地面のコンクリートに染み渡った液体が、瞬時に豪火と化して燃え広がる。
いきなりの出火に階段口で立ち往生する追手たち。既に彼らと浜面の間は炎の壁で遮断されていた。
成功に口元を緩める浜面だが、このままここに居たら自分も丸焼きになってしまう。
それどころか、直に起こるであろう車の爆発にも巻き込まれかねない。
と、なれば長居は無用。浜面は燃えさかる炎上網に背を向け、先に行ったはずの滝壺を追う。
「もうすぐここは跡形も無くぶっ飛ぶぞ!! 命が惜しかったらモタモタしてねえで、とっととズラかるんだな!!」
最後に炎の向こう側でパニック状態の追手たちにそう叫びかけ、浜面は走り出した。
まずは外に出て麦野と合流し、遠くへ避難しなければならない。
幸い、上層部は自分達に直接の危害は加えられないはずだ。
ということは、襲撃側は正規に認められた組織ではない可能性が高い。上手くいけば警備員によって一網打尽にできる
かもしれない。
希望を捨てずに走り続け、滝壺の背中を一直線に目指す。
「―――ッ!?」
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