過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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89: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:54:32.09 ID:5d+QSx4c0

その正体は、番外個体の髪から漂うシャンプーの香り。
更に今まで特に意識した事も無かった女の子特有の優しい香りとブレンドされ、何とも魅惑的な
空気が彼の周りには漂っていた。

目を開けていない分、鼻は特に敏感なのが酷く恨めしい。

一方通行は嫌でも気持ちの高ぶりを抑え切れなかった。理解不能な感情が胸中を渦巻き、意識は
薄れるどころか更に活性化されていく。


そして、匂いが一層強まったかと思った矢先、すぐ横で何かがモゾッと動く音を聞いた。



「遅いよ……」



次に聞こえたのは、囁き声。吐息が掛かる程に近い耳元で、細く小さな甘い声。
声の主など問うまでもなかった。

無意識に身体がピクリと反応してしまう。


「……ンだよ、起きてやがったのか」


開いた目の焦点を、真横の少女へと合わせる。


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