過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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903: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 20:47:23.65 ID:mUKwWCaA0

「………っ!」


上下左右からの光線も全く以って効果は見られない。
せいぜいよろめかせるのがやっとだった。擦り傷ひとつ付けられない戦況に、麦野の心は焦りを増すばかり。


(マジでここまでやってノーダメージかよクソッ……! 一体どんな構造で成り立ってんだあの“着ぐるみ”はよォォ!!)


片目、片腕が閃光の如く輝きを増す。まるで今の心境を強く表しているかのように見える。
それは『自身の力で捻じ伏せられない現実に対する憤り』以外の何物でもなかった。

砲撃自体は『原子崩し』での相殺が可能である。
だが、それでは“凌ぐのが精一杯”だと言っているに等しい。
つまり、圧倒的に劣勢だと断言されても反論の余地は無かった。

ここいらで流れを変えなければ、このまま敗北してしまう結末も有り得る。何としてでも避けなければならない結末だ。
超能力者としてのプライド云々より、自分がもし敗れでもしたら残された仲間は果たしてどうなってしまう?

様々な可能性が想像できるが、どれも最悪の未来には違いなかった。


(まずい……。甘く見すぎてた………。まさかここまで厄介な武装で仕掛けて来るたァ思いもよらなかったよ……)



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