過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
1- 20
910: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:25:44.31 ID:mUKwWCaA0


天使のような愛嬌と悪魔のような残酷さが込められた回答の直後に放たれた追撃の光線を浴び、シルバークロースの操縦する
駆動鎧は無抵抗に宙を舞った。

十数メートル後方に背中から着地し、それから起き上がる様子は見られない。

すっきりしたように微笑んだ麦野は機動しなくなった駆動鎧へとにじり寄る。
今の攻撃は戦況を完全に引っくり返すきっかけの意味であり、決して息の根を止めるつもりで撃ったわけではない。
麦野の計算通り、シルバークロースは絶命していなかった。仰向けに倒れた駆動鎧から降りる事もできずに呻き声を上げている。
その声が今の麦野には何とも心地の良い旋律だった。やっぱり借りは熨斗をつけて返すに限る。


「さぁーて」


テクテクと暢気に傍までやって来た麦野が楽しげに話す。


「どう盛り付けてやろうかしら? ずいぶん手間ァ取らせてくれちゃったしねぇ……。よし。とりあえず、アンタらのボスについて
 洗いざらい喋ってもらおうかにゃーん」

『…………』


意識を失っていないのは分かっている。つまり彼が何も発さないのは只の黙秘だ。
もちろんそんな選択を麦野が許すはずもない。


「おい、聞こえてんだろう? 状況認識能力まで吹っ飛ばした覚えはねえぞ? さっさと吐いた方がアンタのためだと思うけど?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/735.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice