過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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922: ◆jPpg5.obl6[sage sagaa]
2011/08/02(火) 22:08:48.81 ID:mUKwWCaA0


「……あんまり立ち話もしてらんねえな。すぐに移動しよう。滝壺も心配だし、増援が来るかもしれねぇ」

「そうね。……っつーか、何急に仕切ってんだよ浜面」

「そうですよ。いくら非常事態だからって格好つけすぎです。超キモイ」

「すいませんさっきはホント調子に乗りすぎました。だからもうそろそろ許してくれてもいいんじゃないですかねぇ?」


三人が足を車の方角へ向けた時、スクラップと化した駆動鎧の眼がギロリと光った。その眼は立ち去る寸前の少年と少女の姿を
しっかりと捉えていた。が、流石に破損が酷く、立ち上がることすら適いそうもない。
それでも微かだが、腕の機能はまだ動作可能だった。更にすぐ傍には、先ほど弾かれたライフル銃が運命の悪戯とばかりに都合
良く落ちている。

メキメキと軋む上腕を動かし、銃を拾う。

当然、この軋み音に気づいた三人は愕然とした顔でこちらを向いた。


「ホント、しぶてえ野郎だな……。こりゃあ流石に呆れるしかないわね」

「超同感です……。見苦しいにも程がありますね」


『原子崩し』を悉く受けても尚、全機能を失っていない。これには麦野も敵の防御性能を認めるしかなかった。
だが、同時にうんざりもする。もう二度と起き上がってこないように、最後の一撃を見舞ってやろうと手を翳す。

しかし。



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