過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2011/08/16(火) 22:14:57.09 ID:rSukkoHc0
詳細も分からない組織と違い、第一位なら顔も覚えている。運が良ければ遭遇できるかもしれない。
情報が入手できないなら、地道に外を歩くしかない。
周囲から見れば明らかにイカレた考え方だ。効率性も何もない、ただの極論に従って動いているだけとも捉えられる。
だが、浜面は本気だった。
麦野も絹旗も最初こそはそんな狂った思想の彼を心配してくれていたが、最近はめっきり自由行動状態だ。
二人がどこで何をしているかなど、いちいち把握していない。
大体あの二人は自分なんかより遥かに強いのだ。こんな彼女ひとり守れない無能力者に心配されるようなタマではない。
滝壺が入院して三週間も過ぎた頃には、彼の頭の中で第一位の存在が何よりも許せない程にまで成長していた。
『第一位(あいつ)さえいなければ、平和に暮らし始めた俺達に脅迫は掛からなかった』
『俺達がワケのわからない輩に襲撃されることもなかった』
『滝壺が――――――』
『こんな目に合うことも――――――――』
『―――――――――なかったんだ………』
もはや、彼が常時持ち得る良識さえ―――――悪魔の囁きによって酷く歪まされていた。
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