過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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958: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/16(火) 22:27:43.98 ID:rSukkoHc0


ふっ……と、乾いた笑いが零れた。
昨日の出来事を大雑把ながらも半蔵に話す。反応は――――――何とも曖昧だった。


「つまり、第一位はやっぱり何も知らなかったってワケか……。これは良かったって言えばいいのか?」

「俺は良かったってことにしてる……。おかげで、悪夢から醒めたような気分になったからな」

「そっか……」

「けど……、これまでの俺を思うと最悪な気分だよ。考えれば考えるほど自分がどれだけ最低だったか……っ」

「……それで、そんな塞ぎ込んだ顔してたのか」

「とんでもねえ思い違いをしてただけならまだ救いようはあったんだ……。でも、俺は滝壺の意識が戻らない事を言い訳に
 して………!」


浜面の肩、そして声が震えだす。
許しを請う、というよりは罪滅ぼしを求めているに近い告白を、半蔵は黙って聞いた。


「第一位は悪くねぇ……。わかってたんだ。頭の中じゃわかってたんだ……!! けど抑えられなかった……。そうしなきゃ、
 誰かを憎まなきゃ………壊れちまいそうだった」

「………滝壺があんな目に合ったのは俺のせいだってのに……そいつを棚に上げて………」

「どうしようもねえクズだろ? 最低だろ? ………他人に矛先向けて自分の逃げ場作るなんてよ………。滝壺のためだとか
 何とか言って、結局自分が一番可愛かっただけじゃねえか……。まさか、俺がこんな弱虫だったなんて……」

「……滝壺と向き合う資格なんて、今の俺には………」



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