過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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960: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/16(火) 22:30:42.13 ID:rSukkoHc0


「………どのツラ下げて会ったら良いのか、わかんねえんだ」

「ま、そのツラじゃいけねえのは確実だな」


半蔵はさっきまでの剣呑な装いを一瞬で解き、今度は導くような優しい目で促す。


「誰もお前を責めねえさ……。だからお前が自分を許しちまえば、それで全部オッケーよ。……まぁ何が言いたいかっつ
 −とだな、いつまでもガラじゃねえ真似してんなってことよ! 気の迷いから犯す過ちなんて、誰だって経験するモン
 だろうが。自分が無能力者だからとか、そんな格差は関係ねえんだって! “怪物”だろうと“凡人”だろうと、皮膚
 の下は皆同じなんだからよ」


説教臭くなった空気に照れでも感じたらしく、浜面の背中をバシバシ叩きながら励ます半蔵。
浜面は物珍しそうに半蔵の方を見ていたが、やがて苦笑いを浮かべた。


「過ぎたことを悔やんでたってしょうがねえだろ? それよりこれからどうするかだ。………ちなみに、俺たちは諦める
 つもりはないぜ。どれだけ時間掛けようが、どんな卑劣な手ぇ用いろうが、あの子を取り戻してやる」

「半蔵……」

「あの子は、駒場のリーダーが命よりも大切にしてた子だ……。リーダーがもういない今、俺たちが助けないで誰が助け
 るんだよ? もちろん、そのためなら第一位の協力だって惜しまねえさ。むしろ願ったり叶ったりだ」


そう言って半蔵は徐に席を立ち、背中を向けたまま追記する。



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