過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2011/08/21(日) 18:04:58.30 ID:Zk4zZ5Rv0
「ふふっ、光栄ね。でも残念。色々と欠陥があるのよ……。私のことはどこまで知ってる?」
「………“暗部でのイメージ”以上は知りません。あとは、『案内人』ってことくらいでしょうか」
「そう……。私も貴女の話は聞いてるわよ。『暗闇の五月計画』の被験者だったんですってね?」
「――――!? 何であなたがそれを……?」
底が知れない相手に警戒心が強まる。
絹旗の眉が大きく吊り上がったのを見届けた結標は、それ以上深くは探求しなかった。
「あー……そんなに警戒しなくても大丈夫よ。スパイ目的とかじゃないから」
「…………」
「貴女は私の事を『案内人』って呼称で既知してるんでしょう? それと同じようなモンよ。上辺でしか把握していないわ。
だからその“物騒な空気”を鎮めてくれないかしら? 念のために言っておくけど、私は交戦するつもりなんて無いから」
一瞬だけ黒夜との関連性を疑ってしまい、無意識に能力が漏出してしまっていたらしい。
感情を一旦落ち着けた絹旗を結標は微笑ましく見つめ、優しい口調で話を再開する。
「まず、そうねぇ………。何から話そうかしら? っていうか、貴女たちは何が知りたいのかしら?」
「アンタは実際どこまで知ってるワケさ? 私らのここまでの経緯は教えたろ? その上での意見と、情報提供が望ましい
と思うけど?」
既に寛ぎモードの麦野が欠伸しながら、結標の根本的な疑問に倍の質問を付属させて返した。
と、この麦野の発言に絹旗が大きく反応を示す。
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