過去ログ - 仮面ライダーW「さあ、インキュベーター! おまえの罪を数えろ!!」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)
2011/03/19(土) 21:25:21.47 ID:Vpfm+ia40
「暁美 ほむらだな」

 一団の中から、一人の男が進み出ると、少女に呼びかけた。
 返事は期待していなかったのだろう、リーダー格の男は首をしゃくると、
ほむらと呼ばれた少女を組み伏せていた男が、彼女の胸元へと腕を入れ何かをまさぐり出す。

「やめなさい、やめっ……やめてっ!!」

 掲げるように男は、小さな卵のような装飾品を取り出すと、地面から顔を上げて抗うほむらの頭を踏みつけた。

「情報通り、身体を拘束すると魔法は使えないようだ」

 男は肩に乗せた白い猫のような生き物に何事かを語りかけている。オレが、本当に驚いたのは、その猫が男の言葉に返答をしたからだった。

 人間に言葉で。

「思った以上にスムーズに作業が完了したようだね」

「あなたはっ!!」

 ちょっと、待て。あいつらは、動物と会話している。待て待て、おかしいのはオレなのか? それとも、この世界か?

「暁美 ほむら。君は規格外だ。これ以上勝手にうろつかれても、僕の計画に支障をきたす。
残念だけど、ここで退場してもらうことにしたんだ」

「キュウべえっ!! あなたは、どこまでっ!!」

「そう、怒らないでよ。彼らと僕の利害は一致した。財団Xはグリーフ・シードやソウル・ジェムが研究のために必要。
僕には君の排除を行う人手が必要だった。これは仕方がないことなんだよ」

「お願い、返して。それがないと、私、戻れないっ!」

「ごめん、諦めて。その代わり、僕がちゃんと、鹿目まどかを魔法少女にしてあげるから」

 莞爾と微笑む。


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