過去ログ - 火憐「兄ちゃん、あんま無茶ばっかすんなよな」
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18: ◆/op1LdelRE
2011/03/20(日) 00:49:23.06 ID:2i3mHfds0
「いいからほら、こっちこっち」

 ベッドに腰掛けて、おいでおいでしてる月火。
何だ、その手のかかる子供に対するような態度は。
火憐に至っては、既にベッドの上でごろごろと寝転がっていた。
絶賛自由満喫中である。
本当に、どこまで奔放なんだよ、お前らは。
そこは僕のベッドなんだぞ?

「大体さ、もう今日だって十分勉強してたじゃない。休むのも大事なことだよ」
「そうじゃねえ、そもそも何でお前らが僕の部屋で寝る方向に話が進んでるんだ」
「仕方ないでしょ、私達のベッドじゃ、三人寝れないもん」
「違うだろ、場所なんてどうでもいいんだよ。そうじゃなくて、何で三人一緒に寝なきゃならないんだって聞いてんだ」
「何だよ、ぐちぐちとさあ。男らしくねーぞ、兄ちゃん」

 起き上がって月火の隣に並び、ぶちぶちと文句をたれる火憐。
どっかりと胡坐をかいて、眼光鋭いその様は、何とも猛々しいことこの上ない。
僕のことを男らしくないとか言う前に、まずお前が女らしくなれ、と言ってやりたいところだ。
そんなことを改めて言わなければならない時点で、何かもう既に手遅れな気がしないでもないけど。

 しかし、女らしさと火憐って、もうプラスとマイナス以上に対極的な言葉の組み合わせではなかろうか。
可憐な火憐とか、想像するだけで鳥肌が立ってくるぞ。
本当にこいつは、日本に住んでいながら、大和撫子の気風を微塵も感じさせない。
著しく残念な話だと思う。
まあ、そもそも火憐を大和撫子と表現するとか、ロードローラーを三輪車って言い張るぐらいに無理がある話なんだけど。



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