過去ログ - 火憐「兄ちゃん、あんま無茶ばっかすんなよな」
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22: ◆/op1LdelRE
2011/03/20(日) 00:57:38.31 ID:2i3mHfds0
 良くも悪しくも、火憐と月火はファイヤーシスターズとして名を馳せてしまっており、確かにこいつらの属するコミュニティにおいて、頼られる存在としてその立ち位置を確立させてしまっている。
それこそまあ、実情を色々知っている僕からすれば信じたくないことなのだが、皆の憧れ、羨望と尊敬の視線を注がれているとまで聞く。
これは二人が自ら言っていた通りであり、すなわちそれをしっかりと自覚しているということであり、故にこそ、そのイメージを崩すような言動は、取りたくとも取れないのが現状だ。

 中学生の時分は、まあそれでもいいかもしれない。
だけど、この先社会に出ていけば、当然そんな自分でい続けられようはずもない。
時には人に頼ることも必要になるし、弱みを見せなきゃならない場面だって出てくる。

 話が長くなってしまい恐縮だけれど、まあ要するに、将来のことを考えて、今のうちにシミュレーションをしておくというか、甘えることにも慣れておいた方がいいと思うのだ。
誰かに弱い自分を見せること、自分ができないことを人に頼むこと、誰かを頼りにすること。
先々、そういう場面が来た時の為にも。
そういうことを、こいつらも覚えた方が、経験しておいた方が、きっと良い。
こんな僕でも心の中に持っている兄としての矜持が、二人にそういう大事なことを教示するようにと騒ぐのである。

 もっとも、本当はこういうのってむしろ彼氏の役割じゃないかなあ、と思わなくもないのだけれど。
とはいえ、こいつらは、自分の彼氏に弱いところを見せたいとは思ってないみたいだし。
だからまあ、リハビリみたいなものと考えて、僕がこいつらの甘える練習台になってやろうじゃないかと思うわけだ。



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