過去ログ - 火憐「兄ちゃん、あんま無茶ばっかすんなよな」
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40: ◆/op1LdelRE
2011/03/21(月) 19:26:06.71 ID:4YOMgSaY0
「何でお前が先に気付くんだよ。ていうか、気付いても黙っててくれれば、いつものやり取りに入れただろ?」
「それが御免被るから、わたしの方から声をおかけしたわけですが。むしろ犯罪紛いのやり取りをしなくて済んだと感謝して欲しいところです」
「要らん気配りしやがって」
「できる女と言って頂きたいですね」

 踏ん反り返って薄い胸を張る八九寺。
どこにそんな偉そうに出来る要素があったのか分からない。

「それにしても……えっと、あの……うん、お久しぶりです。お元気でしたか?」
「ちょっと待ってくれ、それは新しい振りなのかもしれないけど、何か本気で僕の名前を忘れられたんじゃないかって不安になるから。素直に普通に噛んでくれ」
「素直に普通に、ならむしろ噛まないのでは?」
「正論だ!」
「もちろん、冗談ですよ。このわたしが、まさかあなたのお名前を忘れるわけがないじゃないですか? ねえ山田木さん」
「うん、とりあえず後ろの木だけしか合ってないぞと突っ込んでやりたいけれど、そもそもよく考えるまでもなく、それは単に僕を山田さんって人と勘違いしてるだけじゃないのか?」

 誰だよ、山田。
八九寺から、この僕を差し置いて名前を呼ばれるとは、何と生意気な。
って、こんなことを言ったら、日本中の名字が山田の人を敵に回すかもしれないけど。

「失礼、噛みました」
「だから噛んでないって」
「忘れました」
「本当に失礼だな!」
「それほどでも……」
「斬新なパターン?!」



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