過去ログ - 火憐「兄ちゃん、あんま無茶ばっかすんなよな」
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◆/op1LdelRE
2011/03/21(月) 20:45:29.05 ID:4YOMgSaY0
「まあそれはさておきまして」
「ん、話が逸れたな。で、何が気に入らないんだ? 結局」
「いえ、何も自分の顔を提供しなくても、そもそも人にあげる為のパンを別に持っておけばいいのに、と思ってしまうんです。自分の顔なんて最後の手段じゃないですか」
「ああ、そういうことか」
成程、気に入るか入らないかはさておき、確かにその言い分は一理あるな。
何しろパンの状態次第では、戦闘能力どころか日常生活にも支障が出るような御仁なのだから。
ほいほいと軽々しくむしってあげていいもんでもないだろう。
奥の手は、使わぬ内が華である、とも言うし。
「一度気になってしまうと、もうその違和感は消えなくて。大体、状態が完全であれば、人一人抱えて楽に飛び回れるような能力を持ってるわけですから、パンを幾つか携帯したところで、それこそ物の数ではないでしょう」
「それどころか、自分の予備の顔だって持ち回れそうなもんだよな」
「ええ。それに助けられる人の気持ちを考えても、徐に自分の顔をむしり取ってきて、さあ食べろって言われても、困ってしまいそうな気がしまして」
「それだったら、最初から別に携帯しといたパンを手渡しした方が、まあ良心的というか、抵抗は少ないよな」
「まさしくです。結局ですね、危機感が足りてないな、と。そう思ってしまうんですよ。そこが引っかかっちゃうんです」
「危機感か」
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