197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/03/23(水) 13:16:59.76 ID:Z2hC+Ada0
奴の話が本当だったとして……それじゃ俺はなんだって言うんだ……
人を救う者を邪魔した悪党?そんなイメージが湧いていく
そんな負の連鎖を断ち切るは彼の中のヒーロー
白井「……あなたはあなたの信念に基づいて行動したのでしょう?ならば胸を張りなさい‼
あなたはこの街を想い、自身の正義を信じ、正しいと思った行動をしたまで‼」
丘原「だが……あいつの話が本当なら俺は……」
白井「なにか間違えた、とでも?確かに双方に誤解はあったかも知れませんわ、ですが‼今回あなたの取った行動が一番正しい、とわたくしは思いますわ」
丘原「なんでだよっ‼俺は……あいつが助けに行くのを妨害してた悪役じゃねぇか……」
白井「その部分だけを切り取るからですわ‼あなたは今日一日走り回り、あの類人猿の尻ぬぐいをし、
初春から聞くところによりますと死にかけの人を3人も救ったそうじゃないですの
そして最後は規約違反を捕まえるために立ち向かう、この話のどこに悪、がありますの?」
丘原「……」
白井「あなたは風紀委員として間違えた事はしていない、間違いを起こしたというなら例外を許したわたくしにあります
だからあなたは胸を張りなさい、丘原燎多」
丘原「…………」
丘原は何も言えない、言い返せない。
ただ彼はぐすっ、と鼻を鳴らし、嗚咽を漏らし、地面に水滴を落としていた
Sep.1_1:00 了
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