過去ログ - 【俺妹SS】俺と妹が夫婦なわけがない!
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34: ◆NAZC84MvIo[sage sage]
2011/03/24(木) 22:25:19.96 ID:FohRghUT0
pppppppppp・・・・・
日曜の朝に鳴り響く不快な電子音は目覚ましの音だ。
主夫に休みは無く日曜だろうと朝寝は出来ない。

「もう朝か・・・」
食事当番は交代制、今日の朝食は俺が作る番だ。眠気を振り払いキッチンへと向かう――

「おはよう」
「おう、早かったな。もう少しで出来るから待っててくれ」
朝食が出来上がる前に桐乃は起きてきた。

「部活でもあるのか?」
「ううん、ただ目が覚めただけ。手伝うよ」
「わりーな」
桐乃の好意をありがたく受け取り、二人で朝食の準備に取り掛かる。

「「いただきます」」

食事中静かなのは昔からだが、最近の静けさはちょっと違うような気がする――

「なぁ、桐乃」
「なに?」
「陸上、辞めるのか?」
「な、何よいきなり」
「この前、リアが来た時にそんな事を言ってたからさ、気になったんだよ」
「――別に辞めるつもりは無いけど、大会で入賞目指したりとか、将来陸上選手になろうとか、
 そういう気持ちはもう無い。リアにしたらそれは陸上辞めるのと一緒だろうケド」
「それでいいのかよ?もったいなくねーか?」
「別に?それに高校卒業する前にどうせ決めなくちゃいけないことでしょ」
「そりゃそうだけど・・・・・
 なんか金のことも気にしてるみたいだしさ。そういうのがちょっとな」
フェイトさんから聞いた話も気がかりの1つ。
青臭いと言われようと、そういう理由で自分を捻じ曲げて欲しくない――特に桐乃には。

「なに?まさか『金のことなら俺が何とかしてやるから心配するな』とでも言いたいの?」
「言いたいけど言えねーよ。お前の方が稼いでるし」
「・・・・・だったら黙っててよ」
「ぐっ、お前なぁ」
「あたしはそれよりアンタの方が気になるんだけど?」
「は?俺?」
「うん・・・。アンタだってやりたい事とかあるんじゃないの?
 そりゃ家の仕事もバイトも放り出されちゃあたしが困るけど・・・」
「何が言いたいんだよ」
「く、黒いのとかとはちゃんと仲良くやってんの?彼女なんでしょ?」
「お前こそどうなんだよ?友達なんだろ?」

俺とは今まで通りだ。電話やメールでの最近ではやり取りがほとんどだが特に変わりはない。
この前の沙織のお祝いパーティのことも特に問題は無いと言っていた。それが気になる。

「お前も黒猫も話題に全然出さねーだろ、はっきり言って逆におかしいぞ?
 楽しかったら『楽しかった』って絶対言うだろお前らなら」
「・・・・・別にケンカしてる訳じゃないし」
「ケンカしてる訳じゃないって、お前なぁ・・・」
「うっさい!!誰のせいだと思ってんのよ!?」
まぁ、この二人が気まずくなった原因は間違いなく俺だ。
それは俺が黒猫と付き合い出した時の比ではないだろう。

「アンタがハッキリしないからいけないんじゃん!!彼女なんでしょ?大事じゃないの!?」
「大事に決まってんだろうが!」
「じゃあ何でアンタはあたしにばっかり気を使うのよ!?」
「こんな状況で妹を気遣って何が悪いってんだ!!」
「―――――うっさい!義務感だけで気を使ってもらってもウザイだけだっつーの!!!」
思いっきり机を叩いた弾みで味噌汁がこぼれる――

「あっ!?」
「・・・・・いいよ、さっさと片付けよう」
「ごめんなさい。・・・カーペットもそろそろ変えなきゃね」
床に飛び散った味噌汁をふき取りながら桐乃が提案してきた。

「あんたさ、今日出かけていいよ。家の事はあたしがやっとくから会ってきなよ」
「いいのか?久々の休みだろ、やりたいことあるんじゃねーの?」
「べつに無い」
「本当にそうならいいけどよ・・・」
「本当だからさっさと出て行っていいよ」
「―――――じゃ、そうするわ」
片づけを済ませた俺は久々に黒猫に会いに出ていった――


「・・・・・業務連絡だけの会話しかしないくらいなら、
 無理してあたしと一緒に居なくていいじゃん――」


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