過去ログ - 一方通行「打ち止めが反抗期なンだが」
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108: ◆rF/tDeRmBKi/[saga]
2011/04/30(土) 00:09:57.36 ID:yTcHpN4v0

馬鹿面、もとい浜面には別に女装癖などない。

「はいはい反射反射」

そんな投げやり感極まりない言葉とともに警備員たちのトラックは吹き飛んだ。

大型バイク――『ドラゴンライダー』を改造し駆動鎧なしでも扱える程度にオミットしたものだ――を降り、浜面(ゴスロリ)は息をつく。

「アブねえ……マジで今回ばかりは捕まると思った」

「前回はバニーだったかァ?」

「いやスク水だった」

なんだか会話がおかしい気がしないでもないが、まあ『夜な夜な現れる変態コスプレ金髪男』なる都市伝説が囁かれている辺りから察してあげてほしい。

汗をぬぐう浜面(ゴスロリ)。夜の学園都市はまだ明るく、多くの人々が道路のど真ん中に佇む一方通行と浜面を見ていた。

「いっそ次はアレとかどォだ? JB」

「ジャパンバニーだとッッ!?」

「違ェ、ジューンブライドだっつゥの」

「要するにウェディングドレスじゃねえか! 無理だよ、逃走できねえ!」

「ていうかジャパンバニーって何だよ、なンでもかンでもバニーに繋げるオマエの豊かな妄想力には毎回ドン引きだな」

うわァマジ引くわーと顔を引きつらせる一方通行。

その時、慌てて弁解しようとした浜面の視界に何かが映りこんだ。

「――――――――――ッッッ!!?」

「あァ?」

絶句する浜面。何か一点を見て口をパクパクと開けている。訝しげに一方通行もそちらを見ると。

(あれ? なンかこの家見覚えが…………ッ!?)





普通に黄泉川家だった。

窓から見覚えのあるアホ毛少女がじっとこちらを見ていた。

彼女の口が動く。第一位の目は愛しい愛しい少女の唇の動きを自動的に言語化する。




『そんなヘンタイさんが知り合いにいただなんて、さすが。アナタ自身もヘンタイか・く・て・い・ね……死ねばいいのに』




「\(^o^)/」

「一方通行? え? どうしたの急に両手を突き上げて。は? 人生オワタ? 何言ってんだお前……え、上のアレ何? 太陽? へ、何、プラズマ? は、え、ちょっ、『地球消し飛ばす』ってお前そこのサイヤ人、え――――――――――――――」





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