過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/06/06(月) 02:02:52.10 ID:E48WuV4go

 不本意ながらも少女の適応力の高さに感謝しながら、フィアンマは目で合図する。
 空気は読めないが緊急時の状況把握は上手い、ワケの分からない少女はまばたきで応えた。

「? 何を」

「ッ!」

「どっせーい」

 魔術師の一言を合図に、二人は左右に分かれて走り出す。
 逃げるにしろ戦うにしろ、魔術戦になるならば少女は邪魔でしかないからだ。
 魔術師は一瞬どちらを追うか逡巡した後、フィアンマの方を向き、
 即座に振り返って上体を反らす。

「チッ、外したか。……ですわ」

 硝煙の立ち上る銃を構えたまま、少女が呟く。
 魔術師は目を細めてそちらを睨み、

「貴様はアホか! こっちに向けて撃つな!! というか余計なことはせんでいい!!」

 足元の地面が弾け、その煽りを受けてすっ転んだフィアンマの罵声で再び振り向く。

「それくらい避けなさいな! 彼女を見習いなさい!!」

「お前そろそろ本気でぶっ飛ばすぞ!」




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