過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:41:37.78 ID:8PS7pdgco





「がっはっは! しっかしまあ、まさかあの右方のフィアンマとはなあ!!」

「例の傭兵から聞いた話とは随分様子が違いますが、助かりました。ありがとうございます」

「私からも。お陰で彼が危ないことをせずに済んだもの」

「……」

 何かがおかしい、とフィアンマは頭を抱える。
 例によって厄介事の臭いを辿っていたところ、偶然にも彼らが戦っている現場に出くわした。
 それはいい。
 しかし、魔術絡みの事には極力関わりたく無かった。ことが余計に複雑になるのが目に見えているからだ。
 とは言ったものの、そのまま見捨てるのも寝覚めが悪い。故に少しだけ手を貸した。
 それもいい。

「しかし、さっきのは陰陽術に見えたがお前さんそっちの方が専門なのか?」

「……風水読みなどかじった程度だ。俺様の専門は偶像崇拝のテレズマ仕込みだよ」

「かじった程度であの規模の術式が使えるんですか。流石は神の右席ですね」

「……禁書目録の知識に触れる機会があったんでな。参考程度に俺様の属性と相性が良い術式を調べていただけだ」

 が、何故自分は今彼らの拠点で会話に華を咲かせているのだろう?
 本来、フィアンマはやることをやったらさっさと逃げようと思っていたのだ。
 だが、何故かあっさり補足され、あっさり正体がばれ、あっさり受け入れられた。
 彼は思う、訳が分からないと。



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