過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/17(日) 18:53:50.02 ID:lrtfG9Nzo

「……俺様はあの第三次世界大戦の首謀者だぞ。そんな奴と世間話して何が楽しい」

「うっそマジで? とミサカは驚愕で目を見開きます」

 そう言うが表情はほぼ変わっていない。
 しかし驚いているのは本当のようで、17203号は少し黙り込んでしまう。

「いや知らなかったのかよ」

「ぶっちゃけ情報共有では指名手配されてることしか、とミサカはぶっちゃけます」

 フィアンマ墓穴を掘る。
 入れ替わりに黙り込んでしまった彼を、17203号は頭からつま先まで値踏みするように見る。

「まあ弱みは握っていますし別にいいでしょう、とミサカは聞かなかったことにして世間話を開始します」

 『パッと見貧弱だし大した危険も無いだろ』といった風な見下した空気を彼は感じた。

「それより聞いてくださいよ、ミサカ今いかれた科学者に追われてるんです、とミサカは愚痴ります」

「世間話じゃなくて愚痴じゃねえか」

「愚痴も世間話の内ですよ、とミサカは正論のような屁理屈のような見解を提示します」

「ご丁寧に反応しなくて良いから続けろ。そしてさっさと終わらせろ」

「おやそうですか。それでは――お? とミサカは不意に周囲を警戒します」

 なんなんだ、と怪訝な目で見やるフィアンマを尻目に、彼女は椅子から立ち上がる。
 そしてサブマシンガン片手に(最初から持ち歩いていた)素早く走った。
 そしてそのままサブマシンガンを鈍器にして殴った。倒した。そして舌打ちをした。
 殴られたのは、なにやら見るからに怪しげな男。




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