過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2011/03/24(木) 03:35:13.07 ID:5Hr42XYm0

 フィアンマは再び押し黙った。
 オッレルスは何事も無かったかのように食事を再開し、会話はまた途切れる。
 食事の音のみがその場を満たす。
 フィアンマだけが食事の手を止めて、スープの水面に視線を落としていた。

「……少し、考えさせてほしい」

 やがて、不意にフィアンマが口を開いた。
 向けられた二つの視線を受けず、視線を落としたままで彼は続ける。

「お前らに協力しても良い。だが――」

 迷い、言葉に詰まるフィアンマ。
 対して、オッレルスの返答は一言。

「そうか」

 それ以降、言葉を交わすこともなく食事は終わる。
 片手での食事に、彼は少々苦戦していた。




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