過去ログ - 佐天「時を止める能力……」2
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/03/24(木) 22:31:18.94 ID:VM0nDOuDo

早朝に目が覚めたのは、昨日の晩にコーヒーを飲んだ所為だろうか。
それともピピピ、と音を立てる携帯電話の所為なのだろうか。
今までの人生で寝ているときも反射を適用させてきた一方通行は睡眠を音で邪魔されるのが嫌いだった。


一方通行「……俺だ」

   『一方通行か、土御門だが』

一方通行「何の用だ?こんな糞早ェ時間に電話してくるなンざ頭沸いてンのかァ?」

   『一方通行はロシアでの件以来暗部から抜けた存在だからいままで言うのを躊躇っていたんだが』

一方通行「あァ?」

   『今、暗部は一人の女の子を追うのに大忙しだ』

一方通行「女だと?」

   『お前もよく知ってる女の子だよ、佐天涙子っていうな』

一方通行「へェ……たった一人のガキの消息も終えないよォじゃ暗部も腐ってンな」

   『今の暗部はもうガタガタだ、まともに動ける人間の数が少なすぎる』

一方通行「暗部についてはどォでもいいンだよ。それより何でクソアマが追われてる?」

   『最初は、研究所だったか』

一方通行「はァ?もっと分かるよォに話せ」

   『そして次は統括理事会のメンバー』

   『これらを彼女は次々と襲ってる』

一方通行「く、は……面白ェ事しやがるな。統括理事会の屑を襲ってよく無事でいられンな」


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