40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/03/24(木) 22:58:26.89 ID:VM0nDOuDo
  
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 目が覚めた、というのは私にとって正しいのか分からないがともかく彼女は目覚めた。 
 彼女は長いストレートヘヤから一房だけ束ねられた髪が伸びており、その顔には知的な眼鏡が存在する。 
  
 彼女は風斬氷華という。 
 もしくはヒューズ=カザキリか。 
  
 なんにせよ彼女は見た目と反し人間ではない。 
 その実態はAIM拡散力場が人の形をとったものである。 
 そんな彼女は今日自分がどうすべきかを、思考していた。 
  
  
 風斬「…………」 
  
 エイワス「考え事とはずいぶんと人間らしいことをしている」 
  
  
 そう風斬の隣でつぶやいたのは、エイワスと呼ばれる存在。 
 金髪の光り輝くような長身の持ち主で、ゆったりとした白い装束を身にまとっている 
 正確な性別などまったく分かりはしない(そもそも性別があるのかも分からない)が 
  
 外見の見た目だけなら女性的に見える。 
 そのエイワスの表情は喜怒哀楽の全てがあり、それでいて人の持つ感情とは違う異質なものを根幹に秘めている。 
 そんなエイワスが一方的に風斬に語りかける。 
  
  
 エイワス「今日この日にこの世界は変わる」 
  
 エイワス「この世界がどうなろうと私には興味がないのだが、君はどうなんだ?」 
  
 風斬「…………」 
  
 エイワス「こうしてみると私のほうが人間らしいとは思わないか?」 
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