52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/03/24(木) 23:12:28.67 ID:VM0nDOuDo
そんな仮面の男へ音速を超える速度で近づく下女の格好をした聖人であるシルビアが蹴りを放つ。
いままで彼女はオッレルスの北欧玉座が効かなかった者を知らなかったが
話に聞いた『光の処刑』ならば防げるのだろう。いつ攻撃が来るのかを理解していればの話、だが。
仮面の男は北欧玉座を防いだ──というよりかは無効化したが。
だが『光の処刑』ならば弱点が存在する──。
魔術を下位にし、人体を上位に優先順位を変えたのなら魔術ではないただの蹴りが効くはずだ。
ギィィィ!!という耳を劈くような音が蹴りを放った箇所から聞こえた。
聖人の速度と力を使い放った蹴りが、防がれた。
防がれたというよりかは蹴りそのものが“見えない何かに阻まれている”ようだった。
オッレルス「シルビア!! 」
仮面の男「優先する。ダークマターを上位に、人体を下位に」
轟ッ!!という音を立て金色の翼を振るうが、間一髪シルビアは避けた。
シルビア「どういうことだい?あれはよ」
フィアンマ「俺様に聞くか?アイツに最も接近したのは貴様だが」
シルビア「分からんからアンタに聞いてるんだけどね。『光の処刑』は複数の優先順位を設定できないはずだろ?」
フィアンマ「そのはずだ。蹴りを放った瞬間あの仮面は何かおかしな動きはしなかったか?」
シルビア「いいえ全く。確実に不意をついた、だけど何かに防がれた」
フィアンマ「何かって何だ?」
シルビア「見えない何か……見えない壁──空気の壁にでもあったかのように」
113Res/98.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。