過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/26(土) 14:45:49.77 ID:X5AOPpqso


「何を馬鹿な」


「ちょっと! 思わせぶりに引っ張っておいてそれは無いでしょ幾らなんでも!」

「いやいや、でもそれはねーよ。追われてるって今時中二病にも程があるぜ? しかもそれでなんでよりによってこんなボロアパートのベランダに引っ掛かってるんだよ。その設定ならどっちかっつーと街角でぶつかってきてとか裏路地で倒れているのを偶然通りがかってとかそっちの方がしっくり来るぞ」

「そんなのこっちが好きで引っ掛かってたんじゃないんだから仕方ないじゃない! こちとら追っ手を撒く為に必死で、屋上から屋上に飛び移ってたら流れ弾に当たって気が付いたらあそこに引っ掛かってたんだから!」

「屋上から屋上ってお前自分が忍者だとか言うつもりか? 忍者とかいう設定喜ぶのはアメ公くらいで純粋な日本人が忍者ネタ使うのは幾らなんでも重症じゃ……」

「忍者ネタって何よ!? っていうかなんでアンタは私が中二病って前提でしか話が出来ないのよ! 確かに私はリアルで中二だけど中二病発症してまで人様の家のベランダに引っ掛かって遊ぶ趣味は持ち合わせていないわ!」

 それと、一応言っておくけど私は忍者じゃなくて超能力者だから! と怒鳴りながら付け加えるのを忘れない美琴に、アカンこれは本当に重病患者だと上条は右手で口元を抑え涙を堪える。

「……大丈夫だ、中学生なら誰しもそういう病気に罹る物なんだ。それは後で思い返せば確かに恥ずかしい事かもしれないけど、その経験はきっと将来クリエイティブな仕事に付く時にはきっと役に立つ」

 言って、美琴の肩に手を掛けようとするとバチコーンと思い切りハタかれた。痛い。




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