過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 23:19:20.02 ID:S/3pliMxo

「な、なな何こっぱずかしい事言ってんのよ! ナンパか! ナンパのつもりですかぁ!?」

「ちょ、おち、落ち着けよ! なんかビリビリ来てる、漏れ出てる!」

「うっさい! いいから早く安全な場所とやらに案内しなさいよ馬鹿!」

「馬鹿って……そりゃ上条さんはロクに勉強も出来ないお馬鹿さんですけどさ……トホホ」

「…………もう」

 肩を落としつつも、素直に美琴を先導し歩く上条に、少し申し訳ない気がしつつ。それでも美琴は何故だか火照る顔の熱を冷ますのに必死で何も言えなかった。

「怪我してるし、疲れてるかもだけどさ、こっから5分程で着くから、それまで我慢してくれよな」

「大丈夫よ、大した怪我じゃないし……」

「そっか」

 へらり、と笑う上条を見てると、益々頬が火照るのを感じる。なんで? どうして? と頭では混乱しつつ、不思議と心は落ち着いて心地よさを感じている自分が信じられなかった。

(もう、ほんとワケ分かんない……でも)

 さっきまで少年に掴まれていた自分の右手をそっと眺め、静かに溜め息を吐く。




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