過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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274:16巻のカラー口絵を思い浮かべながら読むといいかもしれません[saga]
2011/04/09(土) 21:54:32.41 ID:5FCrLV18o

 寝起きの定まらない思考を振り払う為、上条は洗面所を求め寝床を抜け出した。
 フラつく足元を注意しつつ、ギシギシと悲鳴を上げる木板の廊下を歩き、目的の扉の前に到着。一息にガラリと開け放つ。

「…………」

「…………」

 改めて上条当麻の特性について触れる必要があるだろう。
 散々彼について理解している者にとっては今更ではあるが、上条当麻は不幸である。
 その不幸は時として一見すれば幸運にも取られるであろうトラブルへの遭遇体質をも含んでいる。
 業界での言葉で言えば「ラッキースケベ」という奴だ。

 つまり、彼が開け放った洗面所への扉は、その奥にある浴室へと続く更衣室への扉も兼任しており――

「…………えーっと」

「……、……ア・ン・タ・はそんなに人の貧相な体を見るのが大好きかぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!」

――バスタオル一枚でその艶やかな裸体を隠す、御坂美琴嬢がいたというワケである。




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