過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/11(月) 23:14:41.05 ID:WE46KEsMo

「……そうなんだ。それも、魔術、ってヤツ?」

「ああ、うん」

 片手で跳ねた髪を抑え付ける少女を見てると、こんな華奢な身体の少女が過酷な運命を背負ってるのが何だか冗談みたいに思えてくる。
 上条も直接追っ手に相対し、本気で襲い掛かってくるのを目にしているから、それが冗談でも何でもない事を分かっている。

「へぇ……便利なのね、魔術って」

「……まあ、便利だな。使うやつはいけ好かないけど」

「?」

「いや、何でもない」

 しかし、こうして穏やかな陽気の下、のんびりと日向ぼっこをしている姿は、本当に、ただの普通の女の子で。

「っつーか、科学の方がよっぽど便利じゃねぇか。誰にでも使えて、こんなにも人間の生活に根付いてるし」

「……そうかもね」

 他愛のない会話に柔らかく微笑む姿からは、とてもじゃないけど、科学の頂点たる超能力者の第三位、なんて肩書きは想像も付かなかった。




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