過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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2011/07/25(月) 00:42:25.95 ID:98e5a3Nao
急速に収まっていく雷気と、冷えていく空気の中、上条は込み上げてくる不快感に押し流されかけていた。
適度に肌をなぞっていたピリピリとした痛みは消え失せ、上条の意識を繋ぎ止めていた楔の一つが引き剥がされる。
踏み止まろうともがこうにも、一つ、また一つと楔は剥がされ、抗う力は失われていく。
以下略
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2011/07/25(月) 00:46:56.51 ID:98e5a3Nao
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2011/07/25(月) 00:52:00.07 ID:98e5a3Nao
「一晩じゃない、三日。アンタは三日間寝込んだまま、今やっと目が覚めたのよ」
「みっか……え? 三日!? そんなに眠ってたのかよ俺!」
以下略
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2011/07/25(月) 00:55:22.63 ID:98e5a3Nao
ぎゅっ、と。
上条の横たわるシーツの裾を強く握り締め、少女は悔しそうに唇を噛んだ。
そんな少女に、上条はかける言葉を失う。
以下略
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2011/07/25(月) 00:56:54.94 ID:98e5a3Nao
少女は、上条の優しさに、胸がきゅっとなるのを感じながら、想った。
これ以上、迷惑をかけられない。
これ以上、少年を傷付けたくない。
以下略
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2011/07/25(月) 00:58:34.27 ID:98e5a3Nao
「ねえ、知ってる?」
微笑みかけると、少年は眉をひそめ、じっとこちらを見詰めてくる。
その深く黒い瞳に、いつの間に自分はここまで惹き込まれていたのだろう。
以下略
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2011/07/25(月) 00:59:14.87 ID:98e5a3Nao
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2011/07/25(月) 00:59:56.31 ID:98e5a3Nao
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2011/07/25(月) 01:00:27.46 ID:98e5a3Nao
「な、なんだ……びっくりさせんなよ、ハハ……」
一瞬、少女の存在が掻き消えたような、そんな気がしたが、変わらず少女はそこにいた。
そこに居て、不思議そうに上条の右腕を抱えながら、その右手に頬を触れていた。
以下略
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2011/07/25(月) 01:00:57.26 ID:98e5a3Nao
感情の薄い、光の薄い双眸が鈍く光る。
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◆MDOfmX8bYE
[saga sage]
2011/07/25(月) 01:03:28.64 ID:98e5a3Nao
以上です。
やっと書きたい所書けた感じ。
ここを書くための伏線は色々散りばめましたが上手く行ったのやら・・・。
もうすぐクライマックスでございますよ。
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